大滝建築のコンセプト

 

 

歴史の中で受け継がれてきた技・心・形を守り、 磨き、未来へ絆として繋ぐ 大滝建築は先人から受け継いできた伝統技術を今に 百年後もその先も愛され続けるものずくりを目指して 日々取り組んでいます。

〔宮大工という職人の仕事〕

 
1300年前に建立された法隆寺、現在でもその姿を見ることができるのは、100年~200年という単位でその時代その時代の「宮大工」という職人が、絶やす事なく、解体・修理を繰り返し、その技術と知恵をつないできたからです。
建物を建てるのが大工の仕事であるのはもちろんですが、「宮大工の仕事」とは先人たちから受け取った「手仕事の技術と知恵、そしてその心」を未来の世代へきちんと伝える努力を怠らないということも大切な仕事であり、苦労して継承してきた先人たちとの約束でもあります。

 

 

〔伝統建築の受継ぎと発展〕

 

日本には、4000以上の重要文化財と200以上の国宝指定の古建築があります。これだけの古建築が残っている国は、日本をおいて他にありません。その大切な文化財を守り続けるために、先人から受け継いだ技術を後世に伝える「後継者育成」も重要な仕事です。
一度失われてしまったら、その技術を再現するのは非常に困難です。 少しでも証拠や痕跡が残っていれば、全く同じとはいかないまでも、再現できる可能性があります。
私たちは、法隆寺が残っているからその時代に何があったかを知ることができるし、そこから受け継いだ「技術や知恵、心」を礎に、未来を描くことも可能になると考えます。日本の伝統建築の技術は、決して古いものではなく、そこには現代の建築にも生かすことのできる知恵もたくさんあります。

 

 

〔伝統建築の知恵と技術を残したい〕

 
環境問題への取り組みを企業や団体も最重要としています。しかし、いまだにコンクリートや石油由来の建材が溢れる建築業界ですが、大滝製材は、一人でも多くの人に「伝統建築」や「宮大工のこと」、「木のこと」を正しくきちんと伝え、それらを通じて、人と自然環境が無理なく調和していた日本の伝統精神を失わないよう努めていきたいと考えています。